ぜん教授の  ひと言、ふた言・・・
生活は、常に「リハビリ」!?

北国ではまだまだなのでしょうが、春が近づいて来ている今日この頃、
みなさんはいかがお過ごしですか?
私はありがたいことに、1月中旬から2ヶ月間で、講演講師として20ヶ所ほどの団体から
呼んでいただき、そのご期待に応えようと、一人そのプレッシャーに耐える生活です。
寝ても覚めても、ご飯の最中も、土日に家族で買い物や外食をしているときも、
講演のことを、ひたすら考え続ける毎日です。
いいフレーズや案を思いつくと、コップの下に敷いてあるコースターの裏や
テーブルの上のナプキンにメモし、一人でにんまりしている姿を、家族は冷たい目で・・・。
うぅっ! そんなことをしなくてもいいような才が欲しい!!
たった2ヶ月間なのですが、わたし的には「常にフルパワー」の毎日です。
でも、わたしは2ヶ月間という「期限付きのがんばり」です。
しかも、目指すべき目標がある状況での、一所懸命のフルパワーなのです。
限りがあるから、がんばれるのだと思います。
これがいつまで続くかわからないのであれば、
とてもとても私はがんばることはできないと思います。
しかし、在宅で療養されている利用者のみなさんは、これからいつまで続くか
わからない生活のすべてに、常に「がんばれ!」を強いられているのです。
「リハビリになるから、がんばって歩こう。車いすはダメ!」
「がんばれば、一人で起き上がられるんだから、電動ベッドはダメ!」
「さぁ、がんばってリハビリ!さぁ、がんばれ!さぁ、がんばれ!・・・」 
でも、いつまでご利用者たちは、何を目標にがんばればいいのでしょうか?
人間、そういつまでもがんばれるものではありません。
といいますか、障害を背負った体で、生活することで、常に24時間、がんばっているのです。
そんなときには、メリハリが重要だと思います。
ここは「ガンバ」、次は福祉用具使って「楽ちーん」、その次は少し「ガンバ!」、
ここはまたまた福祉用具使って「楽ちーん」というように。
そして、その時には「○○公園を散歩できるようになろう!」とか、
「△△デパートに買い物に行けるようになろう!」とか、
「正月に孫の□□ちゃんが遊びに来るまでに歩けるようになって、
びっくりさせてやろう」とか、身近で、実現可能そうな目標を、一緒になって考えましょう。
そうすれば、「がんばり」甲斐もあるということです。
そしてそれが、「普通の人生(生活)」なのだと思います。